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B6サイズと、名著「発想法」の紹介。しかし、どうしてB6ノートのラインアップって少ないのかねぇ。

2022年 02月 05日

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今回は、このブログでプレゼントしている、


からの書籍紹介です。
(上記のPDFをまだ入手されていない方は、どうぞ以下のページからダウンロードしてください。文具に関するすばらしい名著ばかりを集めた一覧データです。)


今回はものすごく古い本(1967年)川喜田二郎さんの「発想法」の紹介です。
(でもまだ現役で販売されてます。というかアマゾンを見たら2017年に、改版が出ていた。すごい。)


B6サイズと、名著「発想法」の紹介。しかし、どうしてB6ノートのラインアップって少ないのかねぇ。_e0279055_01103834.jpg
発想法 改版 - 創造性開発のために (中公新書) 新書 – 2017/6/20
川喜田二郎さんと言えば、川喜田二郎法、つまり発想技法としての「KJ法」です。発想技法としてのKJ法は、とても有名ですから聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。ただ、





発想法と言うと「アイディアを生み出す方法」と言うイメージがあって、夢から有を生み出すような奇想天外なアイディアを生み出すための技法と捉えている方がおられるのかもしれません。

しかし実際には川喜田二郎さんは様々な地域での民族文化の研究であるとかを行っていた人で基本はフィールドワーク、つまり野外調査を主たる業務としてされていた方なのです。だからここで言う発想と言うのは、アイディア出しの事ではなく仮説構築法なのです。

簡単に言ってしまえば、自分が実際に見聞した事実をカードに書き留め、それを大きく広い場所で広げて関連性のありそうなものを1つにまとめたり原因が共通の問題点を同じグループにしたりなどして、実際実際に起きている現象の原因を仮説として考えてみようと言うようなところのために使える手法なのです。

これは実はビジネスにおける問題解決や、広告を制作するための素材探し、あるいは業務改善をするための取り組みポイントの発見などにとても役立つ手法です。知っておいて損はないと思います。というか、僕などは取材時のノートの取り方がKJ法に近かったと思います。

とにかく現実に起こっている出来事を、B6サイズのカードに書き取りずらっと並べてはじっと眺めると言う作業を行う。

これだけでKJ法の全てを言い表していると言っても良い位です。現場主義で現場で起きている出来事をじっくり観察していればおのずと自分の内面から「これはこういう原因で起きているのかな?」と言うような仮説は自動的に湧いて出てきます。こういう仮説をそれもまたカードの1つとして書き取り、関連するものと1つのグループにすると言うことを繰り返していくとより深い本質的な問題に到達することができることがあるのです。

発想法KJ法のことに関してはこのくらいにしておきますが、文具と言うことに関してはこのKJ法に使われている「京大カード」「京大型カード」に注目したいと思います。
B6サイズと、名著「発想法」の紹介。しかし、どうしてB6ノートのラインアップって少ないのかねぇ。_e0279055_01293860.jpg
サイズはB6の片面使いで、裏面は使わない。1枚ごとが独立していて、カードを繰(く)る、順番を自由に入れ替える、と言うことが、このカードの本質的な魅力です。そしてこのカードを、広い場所で広げてじっくり眺めると言うことが発想の根幹になります。

メモの道具をいくつも使ってきましたが、やはりこのB6サイズのカードと言うものは、使い勝手がとても良いのです。カードを繰(く)ると書きましたが、一件ごとのカードをながめたり入れ替えたりするのに、サイズが実に絶妙なのです。
実は一般的な書籍(単行本)もこのB6サイズの書籍がとても多く、京大型カードとB6判の書籍はほぼ同じサイズです。ですからカードやノートをB6サイズにすると、書籍とともに持ち歩く時に手にすっぽり収まって快適なのです。

新書版や文庫版の書籍もよく読みますが、単行本よりは小さいですし、ノートとともに持ち歩いても、あまり邪魔になりません。
また書籍のサイズがB6より大きいものは、学術書や雑誌などになり、読書する用途とは異なる書籍が多いのです。(例外はPCなどの操作の説明用書籍でしょうか。ああいうものはA5版が多いのです。サイズが大きくて辟易します)

ところがです!

このB6サイズに対応したノートと言うものがとにかく少なくなってしまった。今や絶滅危惧種とさえ言える位B6サイズのノートと言うものがありません。
ウソだと思ったら、百円ショップやちょっとしたスーパー、ホームセンターなどの大衆的なお店に出向いて、B6サイズのノートを探してみてください。ほんとうにほんとうにB6サイズのノートがないのです。文具店にはさすがにラインアップがありますが、それでも種類は充実してません。ほとんどがA列のA5やA6のノートに置き換えられてしまっています。

いや、もともと川喜田二郎さんがB6サイズの京大型カードを発想したのは、実はB5サイズのノートを半分に切ったと言うことがこの本に書かれています。「一般的な入手しやすいB5ノートを真ん中で半分に切って使った」と記述があったはずです。記憶違いでなければ。上でも書きましたように、川喜田二郎さんはフィールドワークをされていた方、野外調査を主軸として活動されていた方なのです。だからノートやメモ用紙の持ち歩きサイズにはとても大きなこだわりがあったと思われます。そして結果としてB6サイズのノートを半分に切ってしまうと言う、独自のやり方にたどりつかれたわけです。

おそらく、昔からこのサイズのメモ用紙やノートと言うものはあまりたくさんは流通していなかったのかもしれません。ノートや筆記具等は、机の上で使うと言うことが当たり前なので、野外で使う時の取り回しまでは考慮されないのでしょう。

しかし実際には、ノートが本当に必要なのは、「現場」なんですね。とくにフィールドワークを中心にする時には「取り回し」はとても重要なのです。だから持ち歩きしやすく、いつでもどこでもメモや文章が書きやすいサイズと言うものがおのずと決まってくる。それがB6サイズと言うことなのではないかと思います。

僕もいろいろノートやメモを使ってきましたがやはりこのB6サイズと言うのはとても取り回しがしやすく机の上ではなく、お出かけするときに持ち歩くノートとしてはとても適正なサイズだったように感じます。

しかし紙のサイズが世界的にA4に統一されてしまったことから、持ち歩きノートのサイズに関しては、せいぜいがA5サイズのノートしか世間には流通しなくなってしまいました。前はもう少しB6サイズのノートがあったんですけれどね。このA列とB列の紙のサイズの違いについてはまた書いてみたいと思いますが、今日はここまでにしておきましょう。

しかし、もう少しB6サイズのノートがバリエーション豊かになってくれたらいいのになぁ。

そんなことを思いながら今日のメルマガはこれで終わりです。

[KID'S SIGNAL No.208 -了-]

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by kids1226 | 2022-02-05 12:00 | 読書日記 | Comments(0)
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