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嫌われる勇気

2015年 05月 26日

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嫌われる勇気_e0279055_12063026.jpg
この書籍。

けっこう売れてるようです。



内容はなかなか良いと思うし、その内容について色々書く事もできるんですが、それ以前にいったい何故売れているんだろう? という事について、ちょっと考えたいです。




内容はなかなか良いと思うし、その内容について色々書く事もできるんですが、それ以前にいったい何故売れているんだろう? という事について、ちょっと考えたいです。

これはやっぱり、FaceBookやTwitterなどのソーシャルネットワーキングの人気・発展と切り離して考えることはできない現象なんだろうと、僕は思います。

ソーシャルネットワークをやっていると、やっぱりどうしても、読んでいる人を気づかって、本音を語れないところが出てきます。

でも、その気遣ってるところって、要するに「嫌われないようにしている」だけなんだと思うんですね。

そこで言いたい事を言わないのなら、「じゃあ何のために人とつながってるの?」という本質的な問題にぶち当たってしまうと思う。

嫌われてもいいから、正直に生きるから、正直に好きになってくれる人と出会えるわけだし。

感情的に豊かな体験をしたければ、「嫌われること」という現実も受け入れるしかないわけです。痛みがあるから喜びも感じられる。
「感じる」ことを否定してしまったら「喜び」も得られなくなってしまうのです。

嫌われて、誰かに「閉じられる」こともあるでしょう。
でも、それでも、自分の素直な気持ちや感情に対して「開かれた」気持ちでいてないと、感じる能力自体が衰えていくと思う。

失敗することもあるだろうし、間違ったことだってするでしょう。

人間なんだから。

当然です。

それはしょうがない。

そういう不完全な「わたし」を受け入れなくて、誰か他の人を受け入れることなんかできないですよね。

そういう考え方が、この本に書かれていることです。

アマゾンの書籍紹介にも書いてあるように、アドラーという心理学者は、フロイト、ユングと並ぶ三大巨匠のうちの一人です。
「トラウマを否定した」と書かれてますけど、フロイトが潜在意識下でのトラウマなど、過去の出来事に人生の問題の原因を求めるのに対して、アドラー心理学はそこを考えないんですね。

そういう「過去の原因」を考えるより、いまの現状をどう受け取り、現実をどう認識していくか? にフォーカスを合わせるわけです。そして、そこですべて解決可能だ、というスタンスを取ります。

ちなみにユングは潜在意識のまだその底に集合的無意識という人類共通の深層心理があると仮定して心の問題を取り扱おうとした人ですね。

僕個人は、この三人の考え方が全部必要だと思っているんです。なんというか、別にユング派だ、フロイト派だ、アドラー派だとレッテル貼りをする必要はないと思うんです。

でも、実は心の問題というのは、実に微妙な世界でして、フロイト的なトラウマ理論をベースに人生を立て直すやり方で、少しずつ良い方向に向かってきた人間から見ると、アドラーの「トラウマなんて関係ないさ、現実に起きている現実問題をどう受け取るかをちゃんとすればOK」というとらえ方は、ものすごく単純で適当に見えてしまうんですね。

かく言う僕自身がフロイトとかユングとかの考え方から、自分の生き方を少しずつ変えてきた人なので、ここはけっこう実感として思います。
でもまぁ、アドラー心理学のアプローチというのが、日本ではほとんど語られていなかったのだから、なじみがなくてもしょうがないですよね。

人の「感じ方」自体を再設計しようと考えるようなNLPなども、たぶん基本はアドラー心理学なんだと思います。
それから、これもそのうち紹介しようと思っているのですが、「オプティミストはなぜ成功するか」を書いたM・セリグマンなんかも多分アドラー心理学の流れを引いているんでしょうね。

僕自身はどんな風に考えているかというと、

「アドラーが言うように、考え方を変更することで幸せになれるとしても、実際にトラウマにとらわれて前向きになれない人は、やっぱり簡単には考え方を変更しにくいのだから、フロイト的にトラウマともちゃんと向き合って決別した方が、アドラー的な改善の方策は良く効くだろうし、その過程を促進するに際して、たとえば神話=神頼み的な、ユングの言う集合無意識に依存するようなアプローチでモチベーションを高めても、それはそれで別に問題はないんじゃないか?」

という事なんです。

でも、本当にトラウマと向き合って、やっとそれと折り合いをつけたばかりの時に「トラウマなんか関係ないよ」と言われると、けっこうショックですよ。
でもまぁ、どれもこれも効果はあるということで良いのではないか? とは思います。
人はそれぞれ自分の道を歩いているので、行き違いになることはあるでしょう。同じ坂道を歩いていても上から下に降りる人には楽な道だろうし、下から上に上がって行く人にはかなり辛い道なわけですから。

同じ道なのに。

という事で、読んで損はない書籍です。



[了]
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by kids1226 | 2015-05-26 12:11 | 読書日記 | Comments(0)
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