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弱点を個性に変えようとして、怒られた話。

2015年 07月 03日
弱点を個性に変えようとして、怒られた話。_e0279055_13470223.jpg
前に「お客さまが不安になりそうなポイントを、前もって打ち消すような文言を入れておくこと」を「カウンターコピー」と呼んでいる、という話は書きました。


これはもう、コピーライターとしては本能とか性(さが)のようなもので、無意識的にそういう「お客さまの不安」を探し出して、そういう点に関してクライアントさんに「ここはどう考えてますか?」と質問することが習い性になっています。

このこと自体は、必要なことなのだから、問題ないんですが、この「お客さまが不安に感じるかもしれない内容」が、もう、そのまま、その企業の「弱点」そのものであることもあるんですね。

・商品の価格がバカ高い
・特定のお客さまにはデメリットしかない
・高性能すぎてオーバースペックだ

とかね。




弱点は弱点で、これはどうしようもないんですけど、それでも多少の工夫をすれば、その弱点がやわらげられる言い方も見つけられるし、それを見つけるのがコピーライターの仕事だと思っている部分もあるので、クライアントの製品やサービスの内容を確認する取材の中で、


・その製品・サービスの弱点について、根掘り葉掘り問いただす。


という態度になってしまう事があるんです。

これがね。

むずかしい。

だって「弱点」ですよ? 根掘り葉掘り聞かれたら、嫌じゃないですか? 普通嫌ですよね。

だから、ものすごく怒られることがあるんですよ。

というか一度すごく怒られました。

で、「あのライターは使うな」とか言われたことがあります。

ごめんなさい。
弱点えぐりすぎました。
すみません。

いかんですよねー、そんなに弱点を突いたら。そら怒りはりますわなぁ。

なのに、どーしても、ついつい聞いてしまうんですよ。私は。コピーライターだから。

なんで、そんな「弱点をえぐる」ような事をやってしまうのか?

じつは、「弱点をえぐるような質問」をしても、「軽く対抗策を繰り出してくる」という企業さん、クライアントさんの方が圧倒的に多いから、なんです。

私が、弱点をえぐるような質問をすると、「あ、そこはうちの弱点ですからね。なので、これこれという対策はとってます」というお答えをスッと出される場合が多いんです。

そらそうですわね。取材をしているこちらは素人です。相手はプロです。プロなら、自分の弱点が何かは正しく自覚していて、それに対してどういう対抗策を取っておくべきかは、普通はキチンと考えているものなのです。

で、その「対抗策」こそが、広告であったり、パンフレットであったりという文章の中に、うまくするりとすべり込ませておく、重要な要素であったりするわけです。なので、こういう「弱点フォロー策」情報が聞き出せた時は、内心「やったぜ!」とガッツポーズものなのです。

こういう「やったぜ!」体験があるから、ついつい「弱点を根掘り葉掘り聞く」という嫌~なことをやってしまうんですね。私は。

でも、僕が出入り禁止になってしまった企業さんは、その弱点部分に関しては、何の対抗策も取っておられなかった、という事なんです。

対抗策を取っておらず、自社の弱点に対して「なんとかしなければまずいな」とも考えておられなかった。

だから「弱点を根掘り葉掘り聞かれる」と「怒り出した」というわけです。

あああ、傷ついた心に塩を塗るような事をしてごめんなさい。すみません。申し訳ありませんでした。という事なんですが。

でも、「弱点」こそは「個性」に変えられる、重要な「要素」なんですね。要素は要素であって、良いも悪いもないんです。良い方に解釈すれば、いくらでも価値を変える事ができるわけです。

たとえば、前に書いた、

・大きくて重い製品→・定位置で使えるから操作をルーティーン化できる

というような事もそのひとつ。
弱点を個性に変えると、逆にすごく強い特長になることすらあるんですね。

これは不動産の出店の話ですが、賃貸物件だと、古い物件は天井高が低く、狭苦しい印象を与え、リラックス感を演出しづらいので、飲食店には不向きとされています。

でもそれは、裏返せば「天井高の低い飲食店」は少ない、ということです。希少性がある。

なので、たとえば昭和の雰囲気を演出しタイムスリップ感を出した飲食店にすれば、個性的で魅力的なお店になったりします。
また、個室を中心とした店づくりにすれば、狭さが隠れ家的な魅力を演出でき、これも他にない飲食店として魅力を持つはずです。

ここはまさに僕が「カウンターコピー」として書いている事と同じ考え方なのです。

大事なのは、

「お客さまが不安に感じるだろうことを、先もって潰しておく」

という作業をしておく事なのです。
そうすれば「弱点」が強力な「個性」に変わることも多々あるわけです。

という事で、コピーライターが、あなたの製品やサービスの弱点に関してばかり、しつこく何度も問いただしてきたからと言っても、怒らないでくださいね~。

必要だからやってるわけですから。

よろしくお願いしたいのであります。



[了]

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by kids1226 | 2015-07-03 13:55 | 文章の書き方 | Comments(0)
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